手足口病大流行2017~ウイルスの生存戦略
去年よりマシ、と思っていたのだがそうでもなかったようで…。
兄妹揃って、手足口病発症。
最初は下の子から、
(1日目)38度超えの高熱が出る→(2日目)一旦下がる→(3日目)再び今度は39度超えの高熱が出る→(その日の夜)足の裏と股付近に赤い発疹が出る。→(4日目)微熱まで下がる。
という経過を辿った。
去年は足裏、膝などに水疱が出来て潰さないように大変だったことを思うと、発疹はすぐに引いたのでやはりそれほど重症ではないようだ。
上の子もガッと熱が出たが一日で下がって、やはり熱が出てから3日目くらいにふくらはぎと手の甲にブツブツと発疹が出ていた。プツッと小さい虫刺されの跡みたいな感じだ。
去年、一昨年もかかって足の裏にできた水疱が痛くて「歩けない~(涙)」と泣いていたので、それに比べればやはりマシだ。
一昨年は口の中にも口内炎が出来て、ご飯が食べられないほどだった。
本人が強くなったのか、今年の病原菌が弱いのかはわからない。
調べてみたら、どうやら一昨年、2015年はかなりの大流行だったようだ。
7月13日のJキャストニュースのグラフだが、見てわかるように2013年、2015年に大流行している。
手足口病は、2年周期、奇数年に大流行する!
ということらしい。
我が家では「去年よりマシ」だったが、全国的には今年は大流行で、地域によっては昨年の9倍~10倍のペースで罹患者がいるようだ。
なんで2年周期なんだろう。
調べてみたが、具体的な理由はわからなかった。
セミなんかは3年、5年、などの周期で増えたり減ったりする種類がいる。
これは天敵や競合する他の種類のセミとかち合わないように、自然界で調整した結果、素数年で増減する、ということらしい。生存率を高めるための戦略だ。
ということは、手足口病の原因となるコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスも、そうした理由で増えたり減ったりするんだろうか。
ウイルスの種類によっても流行る年とそうでない年があるようだ。
ウイルスによっては脳症を引き起こすこともあり、死亡者も出るほど強力なこともある。
幼児がかかる病気だが、大人もかかる。
免疫力の低い基礎疾患のある子は要注意だ。
幸いなことに、我が子は今年は症状が軽く済んで、発作にも繋がらなかった。
でも、ウイルスが何種類もあることから、ひと夏に2回かかることがあるので気をつけなければならない。
今年はどうかこれで終わりになりますように…。