普通の主婦が調べるブログ

障害のある子を適当に育てる日記

母は差別に屈するのか!?

もうすぐ運動会。

ここで、非常に頭を悩ませている問題が。

うちの娘は普通の保育園と障害児の通う療育園の2ヶ所に、並行して通っている。

私は仕事を調節しながら、なんとか働いているという状況だ。

まぁ、私の仕事の話は置いておいて、今問題になっているのは「保育園の運動会」だ。

 

 

うちの娘は2歳児クラスにいて、娘以外は全員健常児だ。

もしかしたら発達障害の疑いのある子とかがいるのかもしれないが、とりあえず、しゃべれない、歩けない、という“明らかな(手帳を持ってる)障害児”というのはうちの子だけだ。

この保育園は公立の認可保育園で、去年の1歳児クラスから入園して通っている。

入園に際しては何度も市役所や保育園側と協議を重ねて、審査を経て、入園するに至った。

いわゆる「加配制度」というのはうちの自治体では年少の年から始まるため、娘にはつかない。しかし、保育するに当たって危険があるといけない、ということで、交渉と話し合いの結果、担当の職員を1人増やして対応する人件費をつけてもらえることになった。

こちらもうちの子専用にバギーを自腹で用意して保育園に渡したり、発作や薬のことを事細かに保育園にも伝えるようにしたりして、緊密な連携を取りながらこれまでやってきた。保育士の先生たちには非常に感謝している。

 

なんだかおかしい、と気づいたのは、昨年の冬頃だった。

 

最初のきっかけは、初めて娘に靴を用意した時のこと。

歩けないが、足先の保護のために、庭に出て遊ぶ時のために、靴を用意しましょう、と保育園と話し合って購入した。

初めての靴。ファーストシューズだ。

 

それが、初日に消えた。

 

きちんと名前も書いてあるし、サイズもクラスの他の子よりも小さい。間違いようがない。

もし何かの拍子で間違って持ち帰った人がいても、数日後には戻ってくると思っていた。

それが、いつまでたっても見つからなかった。

 

その頃から、挨拶をしても、挨拶を返してこない保護者が、数名いることに気づいた。

懇談会には忙しくて出れれなかったのでどこのクラスの保護者かわからなかったのだが、どうやら娘のクラスの保護者だと知る。

ある程度の年数社会人経験があると、挨拶ができない人に出会っても「あー。コミュ障なのかな?大変だな」くらいにスルーできるので、私は全然気にしていなかった。

でも、どうやらあちらは「あいさつをあえてしていない」ということに気づいて欲しかったようで、冬になるにつれてだんだんと態度があからさまになっていった。(さすがに気づいた。)

 

そして、娘のクラスで風邪が流行って欠席者が増え、近所の小児科に行った時に決定的な出来事が。(ただの風邪くらいなら、総合病院ではなく個人の小児科に行っている。)

待合室の端の方に、どうやら娘のクラスのママたちが固まっているようだった。

最初は気づかなかったのだが、やたらこちらをチラチラ見ている人たちがいて、「おや?」とさすがの私も気づいた。

すると、いきなり大きな声で、

「えー全然大丈夫だよぉ。ほら、◯◯組(娘のクラス)の子って全員歩けるでしょ?しゃべれない子とか、いないじゃん」

(なんだその棒読みのセリフは…!!)

と言い出した。

どうやら、私(娘)に対して悪口?を言っているということはわかった。

悪口というか、明らかに「差別してやる」という意思を悟った。

びっくりして思わず凝視してしまった。

リーダー格?ボス?(らしい)のママは地元出身のずっと地元民で、いつも誰かを侍らせている、声が大きい人だった。

ボスママは、勝ち誇ったようにこちらを見てニヤリと笑うと、今度はすぐにコソコソと聞こえないように会話を始めた。

その輪の中に、たまに会えば立ち話をする程度の仲の人がいたのだが、その人は気まずそうに何も言わずに目を伏せていた。

 

今までの人生で、いじめに遭ったこともなければ誰かをいじめたこともなかった私にとって、こんな形で「差別」に遭遇するのはちょっとした衝撃だった。

その後も、クラス連絡がうちだけに届かないようにされたり(親切な人が個別にメールを回してくれて知った)、地味な嫌がらせがあったりした。

 

もしかしたら、靴がなくなったのは履いてやろうと盗んだわけではなくて、

「歩けない障害児に靴なんていらないでしょw」

って意味で盗んで捨てられたのではないか、と思うようになった。

 

うわ~世の中、色んな人がいるんだな、面倒くさいなぁと思って去年は終わったのだが、今年に入ってから園の役員になったりなんやらやっているうちに、色んな話が耳に入ってくるようになった。(おせっかいにも色々と情報を伝えてくる人ってのがいる。)

 

娘のクラスの保護者の中には、娘が運動会に出ることを快く思っていない人がいるということ。

歩けない子一人のせいで、競技になんらかの「配慮」がされて、かけっこ競技がなくなったりして歩いたり走ったりできる子が存分に力を発揮できないのは納得がいかない、ということらしい。

ちなみに、そんな配慮を保育園にお願いしたことはないどころか、年度のはじめに「うちの子は参加できなくても、他の子が走ったりするのを見るととても喜ぶから、競技は例年通りにしてほしい」と保育所にわざわざお願いしたくらいだ。

先生からは「みんなが楽しめるように、企画を考えますね」と言われている。

 

しかしまぁ、他の子と能力の差があることで、なんとなく悪目立ちしたりするのは嫌だし、配慮云々と言われたら、別にそこまでして参加しなくてもいいかな、と思っている。

同じ保育園に通っている上の子は、

「運動会なんて、別に出なくてもいいよ。どっか遊びに行こう~」

って気楽に言っていたが、

先生から、運動会の練習を一生懸命やっているという話を聞くと、非常に胸が痛む。

 

まだ2歳の歩けない、しゃべれない娘が、誰かをいじめたり迷惑をかけているとは考えにくい。

一人担当の先生がついているので、何か問題があればすぐに防いで私にも報告してくれるはずだが、今のところ何も問題はないようだ。叩いたり、つねったり、噛んだり、とかもないはずだ。

そんな娘がなぜ、差別に遭っているのか、理解に苦しむ。

しかも、クラスメイトではなく、その母親から。

 

ん?

もしかして、いじめられているのは娘ではなく、私なのか!?

いじめられた経験がないので、よくわからない……。

もしも想像のつかないような迷惑を被っている人がいるなら、先生や役所に相談するなりしてくれればいいのに。

 とりあえず、私自身はどれだけ自分の容姿や能力をけなされたり悪口を言われたりしても平気だが、子どもたちが標的になるのは許せない。

 

でも、ここで何かアクションを起こせば、靴が盗まれるだけで済まないことが起きるかもしれない。

気を張って参加するほど、保育園の運動会なんて別に特別な行事でもないし、今回は欠席をしようか、と夫婦では話し合っている。

しかし、上の子のことを思うと、まだ決断がつかないでいる。

 

母は、平和に暮らしたいだけなのだよ……。

差別に屈するのか、それとも立ち向かうのか。

それとも、屈するのではなく「逃げるが勝ち」とするのか。

あと2週間、どうするか悩んで決めなくては。